サークル「まるご酒店」で過去に発行した本についてご紹介します。既に在庫のないものもあることをご承知おきください。現在購入できる本についてはこちらのページをご確認ください。オークションサイトでの高額出品があるようですが、お手を出されませんよう……。
『ロッタ・スヴァルド調査ノート 1』 2017年8月発行
ロッタ・スヴァルド協会は、フィンランド内戦後から継続戦争終結まで活動した女性の志願者のみで構成された軍支援組織で、最大20万人を超えるメンバーが所属し、給食・装備・看護・募金活動に始まり事務・通信、危険を伴う対空監視業務に至るまで幅広く活躍しました。一部カラーページを使い、制服やバッジ、腕章などを写真で見ることができます。執筆にあたってはフィンランド語文献、一次史料を参考文献としています。参考文献は巻末に示していますので、興味を深められた方がさらに調べ物をする際にも役立つかもしれません。誤訳・誤字を訂正した第二版が最新で、電子書籍は第二版と同一内容です。他の本や総称と区別するため「1」を付記していますが、本来のタイトルに「1」は付きません。
この本は、サークル「さんま雲」のマロさんの紹介でフィンランド トゥースラのロッタ博物館を初めて訪問した後、ロッタについてもっと知りたくなって調べ物を進めるうちに、その成果をまとめたら見てみたい人がいるかもしれない、と思って作ることにしたものです。この本を持って博物館に行くと、展示物への理解が少し楽になるかもしれません。これを出した時、フィンランド大使館の中の人からちょっとした支援をいただきました(当時のツイート)。
『ロッタ・スヴァルド調査ノート 2』 2017年12月発行
「1」に引き続きロッタ・スヴァルドについて紹介しています。ロッタの装備、ロッタの標語である金言の1929年当時の解説の翻訳、また機関紙の紹介などを掲載しています。さらに今回はロッタ服などの写真を新たに撮影して数ページにわたりカラーで紹介。執筆にあたっては一次史料、フィンランド語文献を参照しています。
『ロッタ・スヴァルド調査ノート 3』2018年12月発行
ロッタの給食メニューの1928年出版のレシピと、最も長く代表を務めたファンニ・ルーッコネンによる「ロッタの金言」解説の翻訳を掲載しています。執筆にあたっては一次史料、フィンランド語文献を参照しています。
『ロッタ・スヴァルド調査ノート 4』2019年12月発行
フィンランドの「セイナヨキ民衛団・ロッタ博物館」と、かつてロッタが対空監視業務で活躍した、タンペレの「ピューニッキ展望台」をご紹介します。民衛団(Suojeluskunta)はフィンランドで大戦終結まで活動した民兵組織で、軍女性支援組織ロッタ・スヴァルド協会と関わりの深い団体です。筆者が現地に赴いて撮影した豊富な写真を中心に、解説をつけた誌面となっております。
『大公国時代のフィンランド軍』 2019年8月発行
1917年の独立以前、フィンランドはロシア帝国を宗主国とする従属国でした。にもかかわらず、フィンランド人を中心に構成された独自の軍を置くことが認められていました。この軍の創設期のことを書いたコピー本です。
『フィンランド空軍博物館』(訪問記) 2019年12月発行 (著者 めりい)
フィンランドの空軍博物館 Suomen Ilmavoimamuseo (かつての Keski-suomen Ilmailumuseo)に行った時のことをまとめたコピー本です。わかばと一緒に行っためりいさんが執筆しました。