
目次
区分⇩39の定義・関連する学問分野
肉体環境(E)から情報的環境(D)への過程に該当する区分⇩39は、様々な問題解決の手がかりとなる情報を得る手段として五感を用いた知覚が用いられることを意味する。
周囲の情報に対峙する姿勢を意味するのがこの区分であり、その結果として現れた原理や方法論の体系の一例として社会科学が挙げられる。
[wikiより「社会科学」は、自然と対比された社会についての科学的な認識活動およびその活動によって生み出された知識の体系である。社会科学に分類される学問領域としては、経済学、経営学、法学、教育学、政治学、社会学、国際研究、コミュニケーションなどの分野が含まれる](2022/11/27)
区分⇩39の概要
身体の運動は体内の呼吸と循環と代謝を活性化することによって、全身で分子単位の変動を起こす。
そして周囲の情報を積極的に取り入れることで行動の目的達成の手がかりとする。無意識下で感覚器で得られる情報の全体から、行動の目的に叶う有益な情報を意識的に整理して拾い上げる作用が起こる。
これは感覚器を効果的に用いて身体を制御して、手足を運動させることで目的に近づき行為により働きかけながら行われる情報処理だ。
実際に情報のインプットとアウトプットが為される処理器官は脳であるが、ここで重要なのは運動によって引き起こされる目的の情報へ近づき働きかける作用だ。これによってインプットをしながら、その情報をもとに行動内容の調整や変化の判断のアウトプットが起こる。
様々な目的に適った行動内容を発現させる方法論についての研究は非常に多岐に渡る。人は多くの問題を抱えながら多くのことを実現しようと知恵をしぼる生き物だからだ。よってこの区分に該当する知識分野を特定するのは難しいが、様々な学問分野につながる基礎となる情報を受け取る認知の仕組みについての研究分野が妥当だろう。
様々な問題解決の手がかりとなる情報を得る手段として五感を用いた知覚が用いられる。これがこの区分の意味する所である。
目的を実現するための情報を五感と手足を使って探索する作用に関する学問分野。
現代人の目的は概ね社会的なものになるため該当する区分は社会科学になるか?大き過ぎる括りにも思えるが。
区分⇩39は「人が情報を求める作用そのもの」を意味するのでここに該当する区分として社会科学を挙げるのは特異なケースだ。
様々な問題解決の手がかりとなる情報を得る手段として五感を用いた知覚が用いられた「結果として」社会科学という学問が存在するからだ。(2022/11/24)
区分⇩39に分類される大事な事象
行動する、エネルギーを消費、消耗する、身体が損耗する。
これは縦の帰りの流れ(↓)による変化だ。この現象は肉体環境(E)と情報的環境(D)の関係で示される。
これは自分の身体の構成物質への働きかけという意味でも捉えられるので区分⇩39に該当する。これも区分⇩39の代表的な現象と言える。
そして、身体の消耗を補うための食事は身体にエネルギーを取り込む行為なので情報的環境(D)も関わる事象だが、食事の行為そのものは生物的環境(C)における事象の区分⇨13になる。(2022/6/16)
身体運動の発現の起点としての区分⇩39
さて縦の帰りの流れの肉体環境(E)で遂に身体(の運動機能)が起動した。
情報的環境(D)の横の帰りの流れ(→)は、身体運動によってまず周囲の情報に働きかける。
行動によって新たな周囲情報に接触したり、感覚器で取り込んだりする。どんな行動であっても、身体は最初に周辺に存在する物質から発せられる情報の波(エネルギーの波)に接触することになるのだ。
これは縦の帰りの流れ(↓)の全過程で起こる内的秩序から外的環境へ向かう境界への働きかけの一つである。行動で達成する目標へ導く情報に接触するため、そして接触する情報と求める情報の違いを認識するために情報的環境(D)の境界に触れるのだ。(2022/7/16)
関連する項目
⇩39に関連のある42区分を以下に示す。
・⇩40 他者・他集団との接触により生起する不確定かつ反復性のない変化の軌跡
・⇩38 行動・生活様式の背景となる価値観
⇩39に関連のある用語について述べたページを以下に示す。
・情報的環境(D)
・縦の帰りの流れ(↓)
考え方全体の枠組みについて最初から述べたページを以下に示す。
・4つの流れ理論
