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区分[6]の定義
物的環境(B)の外的環境である[6]は、生命を生み出し育む舞台となり、生物が生息する環境の物質的条件を示している。それは生物に物理的な制限や強制、支配的な影響を及ぼす要素である。(2022/11/26)
物的環境(B)の外的環境(周囲の物的環境の制約や強制力)は自然環境の外的環境による影響(気候変動など)を多少受けながらも安定的な物質条件だ。周囲に存在する物質、障害物、地理的構造などを含めた制限をもたらしながらも時に利用可能な環境条件。これには人が利用できる道具の数々や言語も含まれる。(2022/7/10)
区分[6]の実際
概要図上の[6]で示される物的環境(B)の外的環境とは何だろう。
その内的秩序(9)が生態系を支える物質的な環境条件であるという定義を踏まえると、地理上の境界の外を指すものといえる。
生物の秩序は土地の一定の範囲内に形成される。なぜなら生物の身体は土地環境の物質的な条件に繋ぎ止められるものだからだ。
現代人にとっての[6]も土地の境界の外を指すものと考えられるが、社会システムの階層の捉え方によって多少範囲は変わるかもしれない。
だが不確定なものと定義するよりは個人が徒歩で移動できる範囲の外とする方が適切か。曖昧なようであり、明確な境界と言える。つまり現代人についても物的環境(B)の内外は地理的条件により区分される。
個人に紐づいた物的環境(B)の内的秩序(例えば財産、国籍など)によって、自由に行き来できる地理的な範囲は異なるだろう。
身体的な能力だけではなく、物や財産に紐づいた「権利」という人独特の秩序によっても。これが物的環境(B)だが、現代においては経済、政治、金融のシステムが絡み合っているため非常に複雑になっている。
よって明確な境界は存在するはずだが特定が難しいのが現状。しかし、複雑と言っても概ね国境で物的環境(B)の内的秩序は区切られていると考えるのが無難であろう。(2022/10/8)
区分[6]に関連する学問分野
物的環境(B)に丸ごと当てはまる放送大学の授業科目が「生物環境の科学」だ。
その生物の生息環境中で、生物の活動を制限する周囲の物的条件を示したものがこの物的環境の外的環境の区分[6]だ。
時に災害的な事象もあるが直接危害を加えたり生命を脅かす程の影響のない、生物の行動範囲を制限する環境要素を指す。人間の現代社会では都市などの人工的な生活環境の要素も加わる。(2022/11/21)
[wikiより「生命の起源」は、地球上の生命の最初の誕生・生物が無生物質から発生した過程である。それをテーマとした論や説は生命起源論という](2022/11/26)
関連する項目
[6]に関連のある42区分を以下に示す。
・⇦7 物質的条件による制限
・⇧5 生物の生息環境の成立過程
[6]に関連のある用語について述べたページを以下に示す。
・物的環境(B)
・外的環境
考え方全体の枠組みについて最初から述べたページを以下に示す。
・4つの流れ理論
