マンガ作品紹介『Rauhan Laulu』

マンガ作品のご紹介、こちらは日本から。日本でロッタ・スヴァルド協会の活動を主題にした作品は、なかなか稀有なのではないでしょうか。

『Rauhan Laulu』
https://note.com/usyk/n/ne1e065185b14

亀井薄雪さんのマンガ作品。同人誌として発表されました。1940年、冬戦争終結(停戦)前後を舞台に、フィンランド空軍兵士(予備役)とロッタの出会いで展開してゆく物語です。軽やかですっきりした絵柄が、フィンランドの乾いた空気を表現するのにぴったり、というのが私の最初の印象、入念に準備して完成した作品とのことで、ロッタたちの心意気がよく伝わってくるように思いました。タイトルに01の数字が入っているのを見付けて、続編が楽しみになっています。

この作品を知ったとき、自分の目を疑いました。あれ、フィンランド語のタイトル……ロッタのマンガ……? 日本で、ロッタを題材にした創作を見られるなんて、夢のようでした。夢じゃなかったよ。実はこの方のマンガ、以前コミックス(『桃栗三年』リュウコミックス)を買って拝読していました。ちょっと個性的な絵柄なのですが、今回の作品を拝見すると、前よりも洗練されていて、かわいさという魅力が加わった気がします。